厳しく?それともゆるく? 理想的な部活動のあり方について考えてみた
どうも。
ガス代を払い忘れてこの季節に水風呂に入ったサムです。
命の危険を感じました。
さて、みなさんは今まで部活動に所属したことはあるでしょうか。
部活は日本全国で盛んに行われており、優秀な成績を収めれば全国大会などに出場することができます。
もしそうなれば全校応援をしたりしますよね。
地元の新聞に取り上げられたりもするし、活躍した人は学校のヒーローになります。
以上のことから分かるように、日本において部活動はとても高い地位を築いていると言えます。
今日は、そんな部活動について自分の経験を元に「厳しくすべきか、ゆるくすべきか」を主な観点として考えていきたいと思います。
あくまで普通の学校の部活についての考察なので、強豪校のそれとは分けて考えていただくとありがたいです。
僕のこれまでの部活歴
まずは、僕がやってきた部活動について書いていきます。
具体的な競技名と週に何回活動があったか、そして雰囲気はどうだったのか書いていきます。
ちなみに、小中高ともに運動部に所属していました。
それでは、見ていきましょう。
小学生 サッカー部 「週3・楽しさ重視」
小学4年生からサッカー部に入りました 。
動機は、仲の良かった友だちが入っていたからです。
週に3日だけの比較的ゆるい活動でしたが、スタンスとして「楽しむこと」があったおかげで楽しくサッカーをすることができました。
もともとそんなに興味がなかったにも関わらず、部活が無い日にもボールを蹴るほどサッカーに夢中になっていました。
大会でもそこそこ良い成績を残すことができたため文句なしにやってよかったと思えるような活動でした。
中学生 サッカー部 「毎日(朝練や二部連あり)・厳しさ重視」
中学生の頃の部活は、僕の中では苦い経験です。
まず、小学校とは真逆の雰囲気で、練習は厳しく、さらに上下関係も厳格な強豪校のような雰囲気でした。(僕の中学は別に強豪校というわけでもない普通の学校でした)
小学生の頃のテンションでサッカー部に入った僕は、そのギャップについていくことができませんでした。
サッカーを「やらされている」感がいつまでも拭えなかったのです。
周りの友達はだんだんその雰囲気に馴染んでいき、僕は取り残されたような感覚に陥りました。
僕はそこまで上手くなかったのですが、それについて仲のよかった友だちに馬鹿にされたり顧問の先生にきついことを言われたりして、徐々に部活にいくのが憂鬱になっていきました。
好きだったはずのサッカーが、だんだん苦痛に変わっていったのです。
それだけでなく、上手い人たちが幅を利かせるようになり、学校に行くことでさえ苦しく感じるようになりました。
まあ、今となっては僕のほうにも問題があったと思うこともあるので、それについてはいつか別の記事で書けたらいいなと思います。
なんだかんだ3年まで続けましたが、最後の大会の前に退部しました。
高3 フットサル部 「週6・楽しさと共に生徒の主体性重視」
高校で部活に入るかどうか、正直迷っていました。
僕の高校のサッカー部が中学のサッカー部の雰囲気と似ていたので絶対に入りたくないと思いました。
帰宅部でもいいかなと思っていた矢先、フットサル部があることに気付き、入部しました。
フットサル部は、とても居心地がよかったです。
先輩方はすごく優しくて上下関係がそれほど厳格ではありませんでした。
コーチの方もとても良い人で、程よく厳しさがあると同時に僕たち生徒の主体性を尊重してくれる方でした。
「俺の言うことが全てじゃない、俺のロボットになるな」
コーチはいつもそう言って、僕たちのことを尊重してくれました。
また、それと一緒にいつも言っていたのが「フットサルを楽しめ」ということでした。
中学の時とはほぼ正反対の雰囲気の部活で、3年間を通して辞めたいと思ったことは一度もありませんでした。
それぞれのメリット・デメリット
さて、ここでは厳しくすることとゆるくすることのメリット・デメリットについて考察していこうと思います。
厳しくすることのメリット
- 先輩に対する礼儀・態度などを学ぶことができる
- きつい練習を乗り越えることによって成長できる
- 努力が報われた時に達成感を味わうことができる
厳しくすることのデメリット
- 部員内で温度差が生まれやすい
- 厳しくしすぎると競技そのものが嫌いになってしまうことがある
- 自由な時間が少なくなる
ゆるくすることのメリット
- 純粋に競技を楽しめる
- 上下関係に神経を使いすぎなくていい
- 他の活動と両立しやすい
ゆるくすることのデメリット
- ダラダラしてしまいがち
- 物足りないと感じてしまうことがある
- 先輩に対する礼儀・態度が身につきにくい
以上を踏まえた結論
さてさて、いろいろと書いてきましたが、僕がたどり着いた結論を発表します。
それは、、、
程よく厳しくすべき です。
ここまでの流れからすると意外でしたか?
たしかに、中学のサッカー部は僕の中で苦い経験でした。
しかし、ゆるくするよりも厳しくする方が得られるものが多いと感じたのです。
ただし、「程よく」厳しくすることが大切です。
どこまでが程よくなのか、線引きが難しいですが。
僕の意見としては、時間・礼儀・行動のメリハリ を厳しくし、それ以外はゆるくすべきだと思います。
いずれも精神的に成熟するために必要なものですし、ゆるくすることのデメリットを補うことができます。
そのなかでも 行動のメリハリ を厳しくすることが一番大切だと思っています。
なぜならそうすることによって部活動にある程度緊張感が生まれ、練習が物足りないとか、いまいち熱くなれないといったことが少なくなると思うからです。
競技をする以上、やっぱり緊張感がないと楽しくないと思うんです。
みんなが真剣にやって、そのなかでいいプレーができた時が最もやりがいを感じる瞬間なのではないでしょうか。
部活動。
すべての人にとってそれが楽しいものであってほしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた!